
椙田(すぎた)です、
日本の年金制度が昭和36年に
誕生していることをご存知ですか?
つまり、
半世紀以上も時間が経過しているのです。
当時の平均寿命は、
男性で66.03歳、女性が70.79歳でした。
そのため国は、
60歳で定年退職した後、
10年間だけ国民を養えば良いと考えて
この制度をつくったのです。
しかし、
現在の平均寿命はどうでしょうか?
2017年の厚労省のデータによると、
男性81.09歳、女性87.26歳で
ともに過去最高を更新しました。
これでは65歳まで働いたとしても、
リタイア後の15~20年は年金と貯蓄で
生活せざるを得ない計算になります。
あなたに、その自信はありますか?
くわえて労働環境も
大きく様変わりしました。
かつては終身雇用をうたった日本的経営も、
社会システムの変化によって
終焉を迎えました。
それは東芝やシャープといった
大企業でさえ例外ではありません。
明日、存続しているのかすら
不確かな時代に突入したのです。
これからの時代は少子化、グローバル化、
テクノロジーの進化に伴い、
就労を巡って外国人労働者と、
また近い将来においては
Aiを備えた労働ロボットとの
職の争奪戦も予想されるのです。
つまり、働き方だけでなく
「生き方そのもの」を
見直す必要があると言われています。
いずれにしても少ない生産年齢人口で
多額の社会保障コストを
支えなければなりません。
これからの日本は間違いなく、
増税の一途をたどるものと思われます。