
椙田(杉田)です、
長崎県にやって来ました。
・・・だと普通の出張ですが、
今回はなんとヒッチハイクで、
長崎までやって来ました!!!
話が遡ること7ヶ月前、
家族でキャンピングカーを借りて
岩手県に遊びに行ったのですが、
その際、福島県内の高速道路の
サービスエリアでヒッチハイクの
男の子を拾いました。
「男の子」という表現が正しいのか、
23才の若者・D君でした。
D君は、ヒッチハイクで日本全国を
自由に旅しており、その日は
北海道を半月かけて一周するのだと言う。
変わった若者がいたものだ…
色々な話をする中でD君が将来は
「ゲストハウスの経営をしたい」
とのこと。
富山県で良ければ古民家いくつも
所有してるんで、そこでやれば?
とオファーしたところ、
「ぜひお願いします!!」
となった。
そして翌月には富山県に一緒に行き、
僕が所有してる古民家をいくつか見て、
D君は滑川市にある古民家を選んだ。
そして、我々のゲストハウスの
共同経営(新規創業)が始まりました。
D君は住んでた大阪から、
本当に滑川市へ移住して、
地域おこし協力隊に応募して、
滑川市役所で働きながら、
ゲストハウス稼働の準備をしている。
チャンスを与えてもらっても、
それまでの環境を変えてまで
本気で掴みに来るヤツは少ない。
そういう意味ではD君は、
さすがヒッチハイカーだけあって
腹が座っている、というか
ぶっ飛んでいる。
そういう若者はウエルカムである。
で、今は民泊の認可を受けるため、
市の建築指導課や消防とやり取りし、
是正箇所をDIYで直しつつ、
ようやく今月中にはオープンできる
ところまで漕ぎ着けた。
そのD君はゲストハウスの
準備をしながらも休みのたびに
趣味のヒッチハイクで全国飛び回り、
なんだかんだで700台以上の
クルマを乗り継ぎ、全国1729ある
自治体の80%を制覇している(^^)
D君と話してるうちに、
僕もヒッチハイクやってみたくなり、
今回D君と長崎までヒッチハイクで
行ってみることにした、というわけ。
なぜ長崎か? というと、
「池島」という炭鉱で有名だった島が
いまは90%以上空き家になっていて、
それを僕のYouTubeチャンネルで
取り上げる機会があったので、
だったらせっかくなんで現地に
実際行ってみよう! となり、
長崎県の池島を訪ねることに。。
池島には船で渡る必要があるため、
今日はひとまず佐世保あたりの
ゲストハウスで一泊する予定だった。
で、肝心のヒッチハイクですが、
僕は生まれて初めての初心者なので、
まずは近くの佐賀空港まで飛行機で行き、
佐賀から目的地の長崎までの区間を
ヒッチハイク経験してみることにした。
しかし、なんと!!!
佐賀空港に降り立つと、
ヒッチハイカーD君が既に、
地元のファミリーをヒッチハイクで
つかまえてくれていて、
僕をみんなで空港で出迎えてくれた(笑)
これはなかなか、嬉しいような
恥ずかしいような気持ちでした。
そしてあろうことか、
その日はファミリーのお宅に
泊めてもらえることになり。。
ファミリーの自宅がある
長崎県松浦市へクルマで
向かったのでした。
ファミリーはKさんご夫妻と
5才の娘のリンちゃん。
途中、伊万里市の地元で人気の
ドライブイン鳥 伊万里本店
に立ち寄り、みんなで早めの夕食。
ところで長崎県松浦市は、
県北西端の平戸市に隣接する
人口23,000人の小さな市で、
平戸とともに隠れキリシタンで有名、
またアジの水揚げ高が日本一です。
(アジフライは食べそびれた汗)
この地で泊まるのも初めてなら、
それが今日会ったばかりの知らない
他人の民家・・という経験も初で、
ご縁に感謝しながら、
超快適に過ごさせてもらいました。
↑ 5才児のリンちゃんと仲良しになった
Kさん夫婦ともにクルマ好きで、
懐かしい往年の旧車が自宅の裏庭に
ゴロゴロと転がってる状態。
↑ A70スープラにR33のホイールを
履かせてるのがカッコよくて、
見入ってる写真
翌日、旦那さんの職場近くまで
クルマで送ってもらってお別れ、
その後、ヒッチハイカーD君が
2台目のクルマを捕まえてくれて
佐世保駅まで移動した。
目の前でクルマを止めて、
乗せてもらったのはこの時が初で、
そういう意味では僕のヒッチハイクは
このクルマが最初、ということになる。
今回は、早朝の8時でしたが、
地元の30代のお兄さんで、
市役所に勤める公務員の方でした。
平日の朝の勤務時間帯の
お忙しい時間にもかかわらず、
わざわざ職場に1時間ほど遅れる、
と連絡を入れてくれて我々を
佐世保駅まで送り届けてくれた。
その間にも空き家問題のことなど、
どの地域にも起こっている現象を
たっぷり議論し有意義な時間になった。
ヒッチハイクの醍醐味は、
地元の方と触れ合う
貴重な体験ができることであり、
タクシードライバーとはまた違い、
色んな職業の方々と
コミュニケーションできるのが、
楽しくて辞められないんです
とヒッチハイカーD君は語ります(^^)
僕も、ハマるかもしれません。
長くなったので、
廃墟率90%の池島炭鉱の話は、
また別の記事で書きます。