幼少期からお受験対策をして、良い小学校、良い中学校、良い高校と受験にせよエスカレーター式にせよ進学し、うっかり良い大学を出てしまうと、自ずと“良い会社”“良い役所”などに就職してしまう人が大多数でしょう。

つまり日本の学歴社会は、量産型サラリーマンをどんどん社会へ送り込むためのシステムと言えます。

高年収サラリーマンは、働けるうちは食いっぱぐれることがあんまりないため、起業するよりリスクが低いと思われがちで、親も我が子のことを思えばこそ、サラリーマンや公務員の道を歩ませたいという人が殆どでしょう。

けれども、僕の身の回りの人は、大学を中退した人、高卒の人、中卒の人といわゆる学歴が高くない人の方が、結局絶賛稼いでいます。

それは、幸か不幸か学歴が低いと、「良い会社」に就職することが難しいため消極的にだとしても起業する人が多いからです。

勿論起業の成功率自体は低く、5年生存率は10%程度と言われていますが、僕の同級生なんかは失敗してもまたリトライして、何社目かで大成功しているやつもいます。

人間、後がない背水の陣になれば、思いがけない力を発揮できるもので、どん底を見た人の方が、強い精神力を備えて再挑戦できるのです。

それはそうとサラリーマンは、提供した労働の対価としてしか、お金を受け取れない人になってしまうという性質があります。

また「給与天引き」という伝家の宝刀で、国が最も税金を徴収し易い仕組みを適用するのに最適な職業なのが、サラリーマンの恐ろしさでもある。

だから、僕は、子育てはレールに乗せるな!ということをあちこちで話しています。

人と同じことをしていると、この社会システムに取り込まれます。

みんなが大学へ行くから自分も行くとかウチの子も行かせるではなく、人と違う経歴の方が、むしろこれからは個性が発揮できます。

多少コンプレックスを背負っても、醜いアヒルの子の方が後々羽ばたける。

中卒で大工になった地元の友人は、その後IT企業の社長になっていたり、大学を中退して路上で毛皮を売って生活を繋いでいた同級生が、いまは上場目前だったりしています。

末は学者か大臣か?と期待されていても、うっかり大学を出てしまうと結局、七三分けのサラリーマンになって、せいぜい年収1000万円しか稼げない普通の人生を送っている勿体無い人間は掃いて捨てるほど世の中にいます。

サザエさんに出て来るカツオくんは、きっと将来大物になると思うのだが、普通に勉強して大学を出てしまうと、海山商事に就職し、波平さんと同じ普通のサラリーマン人生しか待っていないでしょう。

そうではなく中学を出たらすぐに花沢不動産にでも就職したら、間違いなく未来は資産家になるでしょう。

他人の子ならそう思うのに、我が子のこととなれば皆、いやせめて大学くらいは出てないと・・となってしまうのが人情ってやつで。

見栄と、自信のなさの裏返しとしての大学進学は、その子の未来の選択肢を広げるどころか狭めることにしかならない
ということを親は知るべきだと考えます。

僕が想う男の職業観として、パワーゲームかマネーゲームの二つしかワクワクすることはなく、財務省や警察庁に入れなかったり、国会議員の秘書にならなかった時点でパワーゲームは諦めて、さっさとマネーゲームに勤しむほか、おもろい選択肢はないわけです。

不動産投資はそういう意味で、サラリーマンに残された最後のリバースカードなのかもしれません。