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その投資は投機になっていないか?

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椙田(すぎた)です、

仮想通貨、フィンテック、民泊・・・
巷を賑わすサービスや商品の登場により、
投資の選択肢が増えています。

個人投資家にとって、
今はまさに新たなフロンティア、
新たなゴールドラッシュの時であり、
自宅で仕事をしながら金銭的に
自立する機会でもあります。
 

その一方で、流行りに乗り遅れまいと、
むやみに投資に走る素人が少なくないことに、
個人的には少しハラハラしてしまいます。

勿論すぐに行動することは大切ですが、
流行りだからという理由で投資を行なって、
長期的に成功する可能性は低いでしょう。

では、投資をするにあたって、
どんな要素を吟味すべきでしょうか?
今回は流行りの投資に潜むリスクについて
一緒に検証してみましょう。
 

-投資家と投機家-
 
あるプロの投資ディーラーは、
現在の新参者をこう分析しています。
 
「彼らは投資家としてではなく、
投機家として参加する傾向にある。
それを投資と呼ぶ人もいるかもしれないが、
自分の投資先について本当は、
何も知らないという人も多い。」
 
あなたの投資スタイルは、
プロ投資家の目から見て投資でしょうか。
ただ踊らされているだけの投機ではないでしょうか。
 
その前に、そもそも投資とは何か?
 
投資家のレジェンド、
ウォーレン・バフェットの師として有名な
ベンジャミン・グレアム氏によると、
 
「投資とは詳細な分析に基づくものであり、
元本の安全性を守りつつ、
かつ適正な収益を得るような行動を指す。

そしてこの条件を満たさない売買を、
投機的行動であるという。」
と定義しています。
 
投資の具体例を挙げると、
投資信託など長期的な運用によって
収益をあげられるものを指す場合が多いです。

 
一方、投機とは何でしょうか?
 
投機とは一般的な定義によると、
短期的なお金の運用や売買を通して、
売買の差額による利益、つまり、
自分の儲けのみ追及する行動を指します。
 
具体例を挙げると、
株やFXのデイトレードに代表される
短期取引を指す場合が多いですね。
 
言い換えれば、投資家は、
長期的な視野で挑む戦略家であり、
投機家は短時間で自分の利益だけに集中する
ギャンブラーであるということす。
 
 
-流行りの投資は宝くじのようなもの-
 
先に挙げた仮想通貨などは、
いま流行りの投資対象になります。

ビットコインの名称は知ってはいても、
なぜ話題になったのかを過去現在未来の
時系列で説明できる人は少ないでしょう。

よく知らない人からの電話では、
金銭取引に応じないのが当たり前のように、
自分がよく知らないことに対して、
安易にお金を投資することは妥当ではありません。
 
しかし、その現実を無視させる、
流行りや参加しやすい条件に注目して、
無謀な投資家が玉砕されていく光景が
いまも繰り返されています。

電話での振込め詐欺が多発したように、
無知な投資家を餌食にする、
手の込んだ仕組みがあることも事実です。

詐欺に引っかかる人の多くは、
自分だけは”特別”だと思いたがるものです。
 
 
-自分の目でリスクを見えるようにする-
 
2017年フォーブス世界長者番付2位に輝いた
著名な投資家ウォーレン・バフェットも、
最初はブローカーの甘言に踊らされ、
投資に失敗しています。

しかしその失敗から学び、リカバリーし、
今では資産総額756億ドルという
途方もない資産を築いて成功しています。

彼は流行りの投資に関して、
次のような名言を発しています。
 
「リスクとは自分が何をやっているか
よくわからないときに起こるものである。」
 
つまり、流行りの投資について
知人や家族に説明もできない状態で
投資に参加することは、

勇気ある挑戦でも何でもなく、
ただ潜む危険に飛び込もうとしているだけの
自殺行為であると言っているのです。
 

-結論-
 
他人には自分の人生の舵はきれません。
投資の決断はすべて最後は自己責任です。
 
リスクマネジメントできている人なら、
中古車を買う前には必ず独自に、
点検してくれる整備士に見てもらいます。
 
この行動は保守的に思えるかもしれませんが、
欠陥エアバッグ問題で経営破綻した、
タカタのように責任の所在についての
自己認識の低さがリスクを生じさせます。
 
世の中には、車の運転など
人身に影響を与える可能性があるものには
免許制度がありますが、
自分でお金を運用する投資には
この免許制度がありません。
 
まずは投資家として、
“このような人になりたい”
と思える人からリスクやルールは学び、
その上で投資を行うのが賢い選択になります。
 
巷で流行りの投資を煽る輩も多いですが、
魑魅魍魎が蠢く投資の世界では、
無知は格好の餌食にされる可能性があります。

安易に情報に流されることなく、
しっかりとした準備と学びで臨むことをお勧めします。

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