椙田(すぎた)です、
「自分へのご褒美」
「月に一度の贅沢」
「これだけは例外」
などと言い訳しながら、
お金をどんどん浪費してしまう人がいます。
そんな浪費グセのある人には、
ある原因から来る共通点があります。
今回は、
この「浪費グセがやめられない人」の
原因について解説します。
-プロセス嗜癖-
浪費グセが止まらない人の原因として、
「プロセス嗜癖」が関係しています。
「プロセス嗜癖」とは買い物でいうと、
目的の商品を得ることではなく、
「買う行為そのもの」に快楽を求めてしまうことです。
これが単発の衝動買いではなく依存症の場合、
自分の支払い能力を超えてまで
買い物をしてしまう危険性があります。
このプロセス嗜癖を防ぐ方法が2つあります。
1つが、
「依存原因となるストレスや不安と向きあう」
ことです。
このストレスを何か別の形で発散することで、
プロセス嗜癖を防ぐことができます。
もう1つが、
「周りの人のサポート」です。
家族や夫婦など周りの人が異変に気づき
指摘することで、防ぐことができます。
-心の会計-
お金の判断を狂わせるものとして、
「心の会計」というものがあります。
心の会計とは、
「相対性によって金額を見誤ること」です。
行動経済学者が行なった調査を紹介します。
まず被験者たちにこのような質問をします。
「あなたが以前から欲しかった服が、
近所の店では1万円で売られています。
その店から10分ほど歩いた別の店では、
9000円で売られています。
あなたなら近い方の店で買い物をしますか?」
もう1つ質問をします。
「あなたが以前から欲しかったバックが、
近所の店では5万5000円で売られています。
その店から10分ほど歩いた別の店では、
5万4000円で売られています。
あなたなら近い方の店で買い物をしますか?」
前者の質問はYesと答えた人が多く、
後者の質問はNoと答えた人が多かったのです。
Yesと答えた多くの人が、
「心の会計」の犠牲者です。
落ち着いて考えてみるとどちらも、
「1000円節約するために10分歩きますか?」
という質問です。
1000円得することが目的なら、
どちらもYesかNoになるはず。
それが支払う価格の大小によって
ブレるということはつまり、
イメージだけで判断していると言えます。
これが「心の会計の正体」です。
なんとなくのイメージではなく、
実際の数字で損得をしっかり計算することで、
正確な判断ができるようになります。
-ギャンブルの代表選手-
ギャンブルの代表選手として、
宝くじや競馬があげられます。
実は、宝くじや競馬は、
「最も還元率の悪い投資」です。
競馬は胴元であるJRAが
売り上げの25%を無条件で持っていき、
馬券を買った人は残りの75%で分け合う
という仕組みになっています。
更に宝くじは、地方自治体が
売り上げの52%を無条件で持っていく
という仕組みです。
すなわち宝くじなどは、
すべて買い占めたとしても、
半分も回収できないギャンブルなのです。
どちらも投資目的でやるとしたら、
これほど割に合わない投資先はありません。
心の浪費グセの正体は、
実体のない自分の中に原因があるのです。
心の会計やギャンブルなど、
人はお金をイメージだけで判断しようとします。
「総額3億円」「○○%off」など、
いい側面しか目に入らないのです。
その裏に隠されたカラクリを知り、
正確な数字を割り出し、
理性で判断していくことが、
浪費グセをやめる一歩となることでしょう。




