椙田(すぎた)です、
「大成したい」
「がっぽり儲けたい」
人は一攫千金の夢を見るのが
好きな生き物です。
しかし、
その夢は夢で終わることがほとんどです。
成功者は一攫千金を狙いません。
成功者が狙うのは
「地道にコツコツ」なのです。
そこで今日は、
「コツコツ」について
考察してみたいと思います。
“コツコツ”のすゝめ
仕事にしても、
お金を稼ぐにしても、
人は「一発逆転」を狙いたがります。
一発逆転を狙った方が
効率がいいと考えるからです。
しかし、
仮に一発逆転で成功したとしても
それは本当の実力で
勝ち取ったものではないので
すぐにしぼんでしまいます。
成功を目指すなら一発逆転ではなく、
“コツコツ”です。
コツコツという日々の積み重ねが
大きな成果を生み出すのです。
また「行動力」という観点から見ても、
一発逆転よりコツコツに軍配が上がります。
一発逆転を狙う時、
大きな労力を必要とします。
労力が大きいと
人はなかなか行動できません。
コツコツは小さな労力なので、
すぐに取り掛かることができます。
行動力の速い“コツコツ”の方が
結果的に近道となるのです。
1.01と0.99の法則
コツコツがどれだけ大きな差を生むのか、
数字で表すことができます。
それが「1.01と0.99の法則」です。
両者の差は、
たったの「0.02」です。
しかし、
このたったの0.02という差が
大きな差になるのです。
1.01を365乗すると、37.78です。
0.99を365乗すると、0.026です。
たったの「0.02」という差が、
365日後には「37.754」という
大差となってしまったのです。
これが3年ともなれば、
「113.262」という、
もはや埋められない差となるのです。
1日たった「0.02」という
小さな行動をするだけで、
大きな成果が得られるのです。
小さなことが大きなことへ繋がっていく
コツコツのメリットはまだまだあります。
それが「バタフライ効果」です。
バタフライ効果とは、
蝶々の羽を動かすだけで
遠くの気象が変化するという
カオス理論のことです。
ほんの些細なことが
さまざまな要因を引き起こして、
後に大きな現象をもたらすという意味です。
コツコツとは正にこのことで、
どんな小さな行動でも
「動いたら影響が出る」のです。
動かなければ0であって、
0.02でも0.01でも動けば
何かしらの成果が出てくるのです。
これは“複利”とも言い換えられます。
小さな数字でも年単位となると、
大きな数字となっていくのです。
小さなコツコツが大きなものへと
繋がることを意味します。
まとめ
「風吹けば桶屋が儲かる」
という言葉があります。
大風で土ぼこりが立つと
土ぼこりが目に入って盲人が増える。
盲人は三味線を買うので、
三味線に使う猫皮が必要になり
猫が殺される。
猫が減ればネズミが増える。
ネズミは桶をかじる。
桶の需要が増え、桶屋が儲かる。
というものです。
これは
「起こった現象が、
全く別物の結果として現れた」
という教えです。
私たちはある程度結果を見て
行動を決めます。
しかし、行動しても思った結果通りに
ならないことがあります。
つまり、
どんな結果が待っているかは
誰にもわからないし、今の結果が
あの時の行動なのかさえわかりません。
これらを踏まえると
“方向性”がポイントになります。
目指す方向さえ間違っていなければ
大きく見誤ることはないのです。