
杉田(椙田)です、
昨年末の大晦日、
山形県鶴岡市で大規模な
土砂崩れが発生し、
住宅13棟が押し流される
悲惨な事故が起きました。
ニュースでもやってたので
ご覧になった人もいるでしょう。
実はそこに僕も戸建を
2棟(内部で繋がって1戸)
所有していて流されました。
その日は大晦日だったので、
10時くらいに目が覚めて、
スマホを見ると不在着信が。
知らない番号でしたが、
下4桁が「0110」だったので
「あ、警察だ」と分かりました。
市外局番が鶴岡市だったので
最初は所有している物件の
入居者が逮捕されたのかな?
と思いました。
折り返すと刑事課に繋がり
とても慌ただしい様子が
電話越しに伝わってきました。
「あ!杉田さんですか!
ご無事ですか?西目の戸建は
昨晩誰か住んでましたか?」
と強い方言でまくし立てられ
事故のことをまだ知らない僕は
まったく何が起きたか
理解できないままでした。
「西目の戸建で何か
あったのでしょうか?」
聞くと刑事さんは呆れた様子で
ネットニュースを見ろと言う。
山が土砂崩れして、
住宅10棟以上が流され、
行方不明者も出ていると分かった。
警察には、とにかく
うちは空き家だったので
誰も住んでいない。
人的被害はないと思うと告げ、
電話を切ってニュースを見た。
大変痛ましいニュースでしたが、
僕の所有している集落の裏山が
雪解けでぬかるんで土砂崩れになり、
住宅が押し流される事故につながったらしい。
僕の物件自体は現在は空室だったため
人命は失われなかったのが幸いだったが、
それでもお隣さんなんかは住んでいたので
押し流されてしまっている。
その後も市役所やらNHKやら
いろんな人から電話があり、
結構対応だけでも大変でした。
正月が明けてすぐに、
ゼロイエのカネコさんと一緒に
現地入りして献花してきました。
その際にもNHK山形放送局から
取材されて、後日記事になりました。
現場も立ち入り禁止でしたが、
僕は関係者なので入れてもらい、
集落全体を視察してきましたが、
建物ってこんなに簡単に押し潰されるんだ・・
っていう感じでおどろきました。
僕の物件はもう跡形もなく、
土砂に流されてしまっていて、
どこにあるのか?どこにあったのか?
すら分からないような状態でした。
そのあと市役所に行って、
補償に関して打合せしましたが、
災害認定はされたものの、
居住用ではないため特に補償はなく、
当面の固定資産税の減免くらいでした。
瓦礫となった建物の所有権を放棄すれば、
公費で片付けてくれる、というのが
補償の範囲ならば、それをやってもらった、
というのが限界だったようです。
あとは民間の火災保険への申請ですね。