椙田(すぎた)です、
あなたは仕事で失敗した時、
どんな反応をしますか?
8割の人は、
「やってしまった」
「なんでこうなるの」
という受け止め方をするでしょう。
実はこの失敗の受け止め方で、
その人が成長するかしないかが
決まるといいます。
そこで今日は、
「失敗の捉え方」について
アドバイスしたいと思います。
成長する失敗の捉え方①
成長する失敗の捉え方は、
ポジティブであることが
大きく関わっています。
これを心理学で
「拡張的知能観」といいます。
拡張的知能観とは、
知能とは安定的ではなく統制可能である・・
という考え方です。
何か難しいことにチャレンジしても、
「自分にはできる」と
ポジティブに考えることです。
反対に、どうせ何をやってもダメだと
考えてしまう人のことを、
「固定的知能観」といいます。
固定的知能観は、
知能は安定していて統制不可能である・・
という考え方です。
失敗した時に、
どうせ何をやってもダメだ・・
と思ってしまうと、
チャレンジしたり、
努力したりする意欲を失います。
状況は自分の努力によって
変えられると信じている人は、
成長しやすいのです。
成長する失敗の捉え方②
チャレンジに失敗はつきものです。
しかし誰だって失敗はしたくありません。
そんな時は
「失敗はビジネスの勉強代」と捉えると、
失敗に対してポジティブになれます。
「失敗した」という裏側には
「機会を与えてもらえた」が存在します。
失敗して恥をかいたとしても、
それは「勉強代」として捉えれば
儲けものなのです。
何もしていなければ、
その機会すらないのと同じです。
成功であれ、失敗であれ、
自分が成長する
機会を与えてもらったことに、
まずは感謝するべきなのです。
失敗を恐れていては
成長は見込めません。
子供の成長が早いのは、
失敗を失敗と思っていないからです。
いちいち落ち込まないから、
グングン吸収します。
大人も同じく、
失敗の捉え方を変えればいいのです。
成長する失敗の捉え方③
米国の喜劇俳優、ジョージ・バーンズは
失敗についてこう述べます。
「嫌いなことで成功するより、
好きなことで失敗したい」
嫌いなことで成功してしまうと、
その後の人生が
嫌いなことで埋め尽くされます。
それは、
本当の意味での成功とはよべません。
逆に好きなことで失敗したら、
そこで終わりにならないのです。
好きなことでの失敗は失敗ではなく、
ただの現象に過ぎないのです。
「ウサギとカメ」の話があります。
あの話は、「サボると負けてしまう」
という教えですが、
実は、裏面の教えがあります。
それが、
「何を目標にしているか?」です。
ウサギは
「カメを目標にしていた」から負けました。
カメは
「ゴールを目標としていた」から勝てました。
つまり、ゴールだけを見据えていれば、
その過程で起こることは、
現象に過ぎないということなります。
失敗にばかり気を取られてしまうのは、
「ゴール」が明確になっていないことが
原因かもしれません。
まとめ
失敗をしないことよりも、
失敗をどう捉えるかの方が重要です。
100%失敗しない方法など存在しません。
そんな方法を探すより、
「失敗から何を学ぶのか?」
という考えを身につけることです。
成功から学ぶことより、
失敗から学ぶことの方が多いので、
積極的に失敗することをおすすめします。